虫歯になってしまう原因とは?予防するための方法をご紹介!

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どんなに気をつけていても「虫歯」になってしまうことがあるかと思います。

「毎日しっかりと歯磨きをしているのに」と不思議に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

虫歯となる原因は様々あり、けして歯磨きだけの問題ではないのです。

虫歯を予防するためには、まずは虫歯となってしまうメカニズムを理解しておくことが重要です。

今回は虫歯になる原因と予防するための方法についてご説明させていただきます。

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1.「虫歯」とは

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虫歯とは「ミュータンス菌」と呼ばれる一種の虫歯菌によって起こる感染症です。

ミュータンス菌は糖分によって「」を生み出し、歯を溶かしていきます。

溶け始めた初期の頃は自覚症状がなく、なかなか気づきにくいです。

そのため、知らぬうちに症状が進行していき、後にしみたり痛んだりといった様子が見られるようになっていくことが多いです。

虫歯は、自然と治っていく症状ではなく、日常生活に支障をきたすくらい進行してしまった場合は最終的には削ったり抜歯しなければ処置できません。

削ることで一時的に進行を抑止することは出来ますが、削れば削るほど歯が減っていき、歯の寿命を縮めてしまうことになります。

口内に糖分が付着した状態で放置してしまうと、虫歯を発症させる原因となってしまいます。

2.虫歯になる原因

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口内には数多くの「常在菌」が存在しています。

その菌の数は人それぞれで、多い人で350種類以上とも言われています。

上記でも挙げた「ミュータント菌」も常在菌の一種であり、この菌が虫歯の原因を生み出しています。

ミュータント菌は糖質によって、歯の表面に菌体内多糖をつくります。

これが俗にいう「歯垢」です。

歯垢は糖質を発酵させる働きがあり、その作用によって歯垢の中には「酸」が作り出されていきます。

酸はカルシウムなどといった骨の成分をどんどん溶かしてしまうため、結果として歯が欠けるといった状態を生み出してしまいます。

歯磨きをする理由はこの歯垢を歯の表面から洗い落とすことにあり、歯垢と虫歯の関連性を強調していると言えるでしょう。

手入れが行き届きにくい隙間や歯茎、奥歯などは虫歯になりやすりとされています。

いかに歯に歯垢を溜め込まないことが虫歯予防のポイントになると考えられます。

3.虫歯になりやすいケース

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虫歯ができやすいとされるケースについてです。

普段の自身の生活の様子を思い浮かべてみてください。

3-1.糖分が多い甘い食品をよく食べる

糖分は歯垢を生み出す一番の要因です。

糖分が多く含まれる甘い食べ物を好んで食べる方は、自然と虫歯になるリスクが高まっていると考えられます。

甘いものに限らず、糖分を含む食品を口内に長時間放置してしまうのは良くありません。

食事のあとは、口内のケアをしっかりと行う必要があります。

3-2.歯をあまり磨かない

歯磨きは、歯の表面についた歯垢を除去するために行います。

歯磨きを行わないと、歯に歯垢が付着したままの状態となり、酸化して溶かしてしまう要因になります。

歯垢ができる度合いも人それぞれで、中には歯を磨かなくても大丈夫なくらい歯垢がない方もいらっしゃいます。

しかし、歯磨きは口内環境を整える第一歩でもあるため、怠ってしまうと口内トラブルを招く可能性は高いと言えるでしょう。

3-3.食事した後すぐに睡眠する

睡眠中は口内の菌が活発に活動します。

虫歯菌も例外ではなく、糖分によって繁殖力が高まってしまいます。

食事をした後に口内ケアをせずに睡眠してしまうと、それだけ虫歯菌の活動の手助けをしているとも言えるのです。

食べカスなどが口の中に残っていると危険です。

3-4.歯並び・嚙み合わせが悪い

口内の環境が良好な状態となるためには、歯並びや嚙み合わせも重要になってきます。

例えば、嚙み合わせが悪いことによっていつも同じ歯で食べ物を噛んでいたり、歯並びが悪いことによって歯磨きが行き届かなかったりと、気づかぬうちに負担がかかっている歯が発生しているかもしれません。

なかなか目が行き届かないことであるからこそ、やはりその部分は虫歯となってしまう可能性が高まってしまいます。

3-5.歯の質が弱い

体質的に、もともと歯の質が弱い方は歯が溶けだしやすいと考えられます。

よく歯が染みるような感じがする方は、歯の質が弱いと言えるかもしれません。

質の大きな改善は難しいですが、フッ素を含む歯磨き粉を使うなどして対処することは可能です。

3-6.すでに虫歯がある

虫歯となっている歯の周辺にも虫歯菌は繁殖していく可能性があります。

すでに虫歯となっている歯があり、対処をせずに放置していたりすると、他の歯も虫歯となってしまうケースがあるようです。

一か所でも虫歯を見つけた場合は、注意が必要となります。

3-7.喫煙している

タバコに含まれる化学物質は、口内環境を崩す原因となります。

唾液が正常に働かなかったり、タバコの成分が歯に付着してしまうことで虫歯菌の働きを活性化させてしまう可能性があります。

喫煙者の歯茎がボロボロになっている様子を見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

4.虫歯を予防する方法

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では、虫歯を予防するにはどうすればよいのでしょうか?

普段から意識しておくべきことを挙げますので、参考にしてみてください。

4-1.習慣的に歯磨きを行う

まずは歯磨きをする習慣を身につけましょう。

基本的には食後に必ず行うことが好ましいです。

適切な方法で磨かないと効果が薄れてしまうので注意しましょう。

歯垢を取り除くのに効果的な歯磨き方法を実施するようにしてください。

4-2.フッ素入りの歯磨き粉を使用する

フッ素は、溶けだしたカルシウムなどを再び石灰化させる働きを助ける効果があるとされています。

また、酸が生み出されるのを抑えてくれる働きもあることで「質が強く、虫歯になりにくい歯」を作り出すことに期待できるようです。

フッ素が口内にあり歯を守ってくれることで、虫歯を予防することができます。

最近の歯磨き粉にはフッ素が含まれているものがほとんどです。

歯磨き粉を選ぶ際の参考にしてみてください。

4-3.糖分の過剰摂取を控える

糖分を多く摂取すると、それだけ歯を溶かしてしまう可能性が高まってしまいます。

日頃から糖分を摂取する機会が多いと感じる方は、食生活を見直してみても良いかもしれません。

特に飲み物については、液体であることから口内全体へと行き渡ることになります。

奥歯などの口の奥のほうにも歯垢が溜まりやすくなるため、注意が必要となります。

4-4.バランスの良い食生活を心掛ける

口内環境は食事のあり方と大きく関係しています。

上記で挙げた糖分の過剰摂取のように、極端に偏りのある食生活は口内環境の乱れを生み出す原因にもなり得ます。

栄養バランスを考え、規則正しい食生活となるように心掛けましょう。

しっかりと噛んで食べることを意識することで、消化もスムーズになりますし、歯やアゴも強化されていきます。

4-5.禁煙する

タバコは口内環境に悪影響を及ぼす化学物質が多く含まれています。

付着した悪い物質は虫歯を誘発させてしまいます。

虫歯のみならず、口臭などのトラブルの観点からも、禁煙することが望ましいと言えるでしょう。

また、味覚にも影響を及ぼし、口内が本来の機能を発揮しなくなることが懸念されます。

食生活の乱れにも繋がり得るため、体全体の健康状態を脅かしかねないので注意してください。

4-6.定期的に歯医者へ行く

定期的に自身の口内環境を把握しておくことも重要です。

歯医者で診察してもらうことで、自身では気づけない虫歯の予兆などもいち早く察知することができます。

また、歯垢を取り除く施術や、正しい歯磨きの仕方なども教えてくれるので、虫歯を予防する第一歩とも言えるかもしれません。

5.虫歯になってしまったら

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虫歯が発覚した場合は、速やかに歯医者へいき治療してもらうようにしましょう。

虫歯は自然と治癒していくものではありません。

状の進行が進んでいくと、しみたり痛みを伴うため、日常生活に支障をきたしてしまいます。

他の歯への繁殖も防ぐ必要があります。

早期に対処することで、被害を最小限に抑えることができると言えるでしょう。

歯を削ったりする場合もあり、歯医者の治療を敬遠しがちの方もいらっしゃるかもしれませんが、後々により重い症状となってしまう前の対処をオススメします。

初期の虫歯は自身ではなかなか気づけないくらい症状が軽い状態なので、虫歯だと思っていなくても、定期的に歯医者さんに診てもらうと良いでしょう。

6.赤ちゃんの頃から注意が必要

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赤ちゃんの頃の口内にはミュータント菌は存在しないとされています。

つまり、赤ちゃんの頃に虫歯になることはほぼ皆無です。

さらに、4歳頃まで虫歯菌が繁殖しなければ、大人になっても虫歯になりにくい口内環境を整えることができるのです。

赤ちゃんの頃は、口内環境に細心の注意を払ってあげる必要があると言えるでしょう。

では、どのような事象によってミュータント菌が繁殖してしまうのでしょうか。

主な繁殖ルートは「両親」であるとされています。

密接に関わりある両親のどちらかが虫歯だった場合、間接的にミュータント菌が赤ちゃんの口内で繁殖する恐れがあります。

例えば、虫歯があるお父さんが使ったスプーンを赤ちゃんと共有して使用し食事を与える、などすると、知らず知らずのうちに菌が赤ちゃんの口の中に入ってしまっているのかもしれないのです。

一度でも口内で繁殖が行われてしまうと、虫歯ができやすい状態になってしまいます。

赤ちゃんの育児を行う際は、自身らの口内環境を整えておくことを心掛ける必要があると言えます。

結果として、赤ちゃんの虫歯を守ってあげることにも繋がります。

7.まとめ

今回は虫歯なる原因や予防するための方法についてまとめました。

口や歯は日頃の生活において活発的に使用される部分です。

毎日のケアを怠らず、健康な状態を保てるように心掛けましょう。

虫歯が発見された場合は、早急に治療するようにしてください。

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