ふとした瞬間に頭皮のにおいがきになってしまうことがありますよね。
自身が発するにおいはなかなか気づきにくいもので、知らぬうちに周囲の方に不快感を与えてしまっていたらと心配になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一時的なにおいのケアは可能ですが、日常生活において心配事を少しでも軽減させるためには、根本的な原因を解決していく必要があります。
自身の頭皮環境を把握し、嫌なにおいを発してしまうリスクを抑える取り組みを行っていきましょう。
今回は頭皮がにおう原因についてまとめます。
対策方法なども併せてまとめますので、参考にしてみてください。
目次
1.「頭皮」とは?
頭皮は頭頂部を覆う皮膚のことを指します。
頭は人体において重要な「脳」があり、その周りは頑丈な「頭蓋骨」で覆われています。
頭皮はさらにその頭蓋骨を覆うことで頭部を守っているものであるとされています。
頭皮の大きな特徴として「毛髪」が生えていることが挙げられ、毛穴や皮脂腺が多く存在します。
頭皮環境は生活習慣の影響を受けやすいため、乱れたな生活が続いていると抜け毛や過剰な皮脂の分泌などを引き起こす可能性のあるデリケートな部分です。
2.頭皮がくさくなる原因
上記で述べたように、頭皮には皮脂腺が多く存在します。
皮脂の分泌は肌の乾燥や細菌感染を防ぐためであるとされていますが、過剰に分泌してしまうと悪影響を及ぼしてしまうこともあります。
その一つが「におい」です。
頭皮が臭くなる原因は、皮脂や汗などが正常に機能していない状態によって引き起こされるものであると考えられます。
頭皮を触ってみると、脂っぽいベタベタ感があるときはないでしょうか。
それは皮脂の分泌量のバランスが崩れているサインかもしれません。
皮脂の分泌量は食生活、運動状態、頭皮の洗い方など、さまざまな要因で変化します。
3.頭皮のにおいを抑える方法
上記の原因を踏まえ、においを抑えるための対策方法についてまとめていきます。
3-1.正しい頭皮ケアを実施する
まずは日々の頭皮ケアを適切に行うことが重要です。
例として挙げるならばシャンプーの仕方です。
頭皮は毛髪に覆われているため、頭皮そのものを洗い流すためにはシャンプーの仕方が重要になってきます。
以下では頭皮をしっかり洗えるシャンプーの仕方についてまとめます。
3-1-1.髪の毛全体を濡らす
髪が頭皮付近まで、かつ頭部全体的に塗らるまでシャワーを当ててください。
最初の濡らす手番をしっかりと行っておくことで、ある程度の汚れを落としておくことができます。
熱すぎるお湯を当ててしまうと頭皮が炎症を起こしてしまったり、皮脂や汗腺を刺激してしまいかねないので、ぬるま湯で流すように心掛けてください。
3-1-2.弱酸性のシャンプーを使用する。
様々なメーカーから発売されているシャンプーですが、中には強力な洗浄力をもつ製品もあります。
頭皮は水分や皮脂がほどよいバランスで保たれることで健康な状態となりますが、洗浄力が強すぎると、必要以上に油分が取り除かれてしまう可能性もあります。
弱酸性のものやアミノ酸入りのシャンプーなどを使用してみると良いでしょう。
3-1-3.指の平でしっかり洗う
頭皮は皮膚が薄く、外傷を受けやすい部分でもあります。
普段は頭髪に守られていても、頭皮を直接的に洗おうとすることで傷つけてしまう可能性もあります。
シャンプーをしっかり泡立てて、指の平でマッサージするように洗うようにしましょう。
爪を立てたり、強い力でゴシゴシと洗ってしまうと逆効果となってしまいます。
優しい力で全体的に行うことを心掛けてください。
3-1-4.シャンプーをしっかりと洗い流す。
シャンプーが頭皮に残った状態は皮脂の適切な分泌の妨げとなってしまいます。
時間をかけて、しっかりと洗い流すようにしてください。
シャンプーが毛根部分に付着していることもあります。
洗い流す際も、指の平でマッサージするように行うことで、頭皮の隅々までお湯が行き届くかと思います。
この場合も、お湯は熱すぎないぬるめのお湯とすることをオススメします。
3-1-5.ドライヤーでしっかり乾かす
髪や頭皮を濡らしたままの状態にしていると、逆に乾燥を生み出す原因になったり、細菌への感染を助長する形となってしまうこともあります。
頭髪を洗った後は、ドライヤーなどを使用してしっかりと乾かすようにしましょう。
髪は熱を感じやすいので比較的渇きやすいのですが、そのせいで頭皮が乾ききっていないことを見落としがちになってしまいます。
頭皮をしっかりと乾かすことを心掛けてみてください。
3-2.規則正しい食生活を心掛ける
食事による栄養摂取は、頭皮環境を構築していくうえでも重要になってきます。
栄養バランスが偏った生活が続いていると、着実に頭皮が臭くなってしまう状態に近づいていきます。
「脂質」や「糖分」といった皮脂の分泌量を高めてしまうものの摂取は極力控えるようにしてみてください。
食生活は頭皮環境のみならず、生活の基盤を構築するものでもあります。
食生活が充実することは健康体を手に入れるいい循環となっていきます。
3-3.十分な睡眠時間を確保する
睡眠中は免疫が高まり、新たな細胞を生み出す活動が行われます。
頭皮においても、睡眠をしっかりととることで、より健康的な頭皮環境を構築することができます。
睡眠不足は老化を早めてしまうこともあり、白髪などの原因にも繋がります。
頭皮がにおうときは、睡眠時間の見直しも行うと良いかもしれません。
3-4.適度な運動を心掛ける
運動量が不足していると、血液がスムーズに循環しなくなります。
頭皮には細いモノも含めて多くの血管が張り巡らされています。
頭頂部は心臓からの距離もあり、なかなか血液が巡り辛い部分でもあります。
適度に体を動かすようにし、血液を循環させるような取り組みを行うようにしましょう。
血液がスムーズに循環することで、汗や皮脂の適切な分泌量を保つことができます。
3-5.精神的負担を軽減させる
俗にいうストレスですが、ストレスはホルモンバランスを乱し、肌環境に悪影響を及ぼします。
また、自律神経の乱れから皮脂の過剰分泌などにも繋がります。
精神的な問題を抱えていると、身体の機能がうまく機能しなくなることがあるため、注意が必要です。
自分なりのストレス解消方法を見つけておくようにしましょう。
3-6.禁煙する
喫煙によって摂取されるニコチンやタールは健康状態に悪影響を及ぼします。
それは頭皮環境においても言えることで、ビタミンCが破壊されることによるコラーゲン不足などが原因となって、頭皮に必要な栄養素が足りない状態となってしまう可能性もあります。
タバコは依存性が強いため、吸えないときのストレスや数量をコントロールできなくなることで、悪循環を招いてしまいかねません。
頭皮のにおいでお悩みで、タバコも原因のひとつとし考えられる場合は、早めに禁煙の取り組みを行ってみることをオススメします。
4.ヘッドスパを活用してみよう
頭皮環境について詳しく理解を深めるためには、頭皮や髪の毛の分野におけるプロの方にアドバイスを受けるのも一つの手かと思います。
ヘッドスパでは、頭皮の悩みについて聞いてもらえるカウンセリングや、マッサージなどのサービスを受けることができます。
頭皮がくさくなってしまう原因を突き止める意味でも、いちど足を運んでみてはいかがでしょうか。
定期的に自身の頭皮状態を確認しておくことが、頭皮のにおいの原因を抑える根本的対策に繋がると思います。
5.最後に
今回は頭皮のにおいの原因と対策方法についてまとめました。
においというデリケートな問題を解決させるためには、まずは根本的な原因を突き止める必要があると思います。
自身の生活状況を見直し、頭皮に悪影響をあたえているであろう事象を把握するように努めましょう。
原因に見合った対処方法を実施することで、早期改善に繋がるかと思います。