顔が脂っぽくなり、テカってしまう時ってありますよね。
ベタベタした感覚や、見た目への影響で、けして心地の良いものではありませんよね。
顔は人目に付きやすい部分でもあるため、テカリを気にするあまり、人とコミュニケーションの妨げにもなってしまうかもしれません。
顔のテカリで悩みの方は、まずはテカリの原因を突き止め、適切な対処をするようにしましょう。
今回は顔のテカリについてまとめていきます。
目次
1.「テカリ」とは
一般的に顔における「テカリ」とは、脂分が分泌されることで額や頬が光って見える状態のことを言います。
本来あるべき肌状態ではないと考えれらるため、顔がテカっている場合は顔において何かしらの事態がおき、バランスが崩れかかっていると言えます。
顔の皮膚はとても敏感で、肌トラブルを起こしやすい部分でもあるので、ただテカっているだけだと軽視はしないほうが良いでしょう。
また、顔はその人を印象付ける部分であるため、テカリによって周囲とのコミュニケーションにも影響が出てしまう可能性があると考えられます。
自身が気にしすぎてしまったり、周囲に不快感を与えてしまったりと、精神的な問題にもなり得るということを覚えておきましょう。
2.なぜ顔がテカってしまうのか
皮脂の本来の働きは、肌を乾燥から守ることにあります。
ほどよく皮脂が顔を覆てくれることで、乾燥肌を防ぐことができているのです。
しかし、逆に皮脂が過剰に分泌されることも良くありません。
多く分泌されることで余分となった「脂」は、肌の表面でテカテカと光ったような状態になってしまうからです。
顔がテカってしまう一番の原因は「皮脂が過剰に分泌される」ことであると言えるでしょう。
顔が脂っぽかったり、テカってしまっている状態の場合は、何らかの要因で皮脂が多く分泌してしまっていることが考えられます。
3.顔がテカりやすい方の特徴
よく顔がテカってしまう方には以下のような特徴が見受けられるようです。
自身の様子と見比べてみてください。
3-1.汗をよくかく
顔は汗をかきやすい部位です。
汗は体温を調整する役割があり、激しい運動の後などはより多くの汗が分泌されます。
汗は水分や塩分で構成されており、たくさん汗をかくと、それだけ皮膚の水分と皮脂のバランスが崩れやすい状態になってしまいます。
皮脂が過剰に分泌されるようになってしまうと、テカった状態になってしまいがちとなります。
3-2.洗顔しすぎる
誰もが顔の汚れを落とすために洗顔をします。
皮脂を取り除くのにも効果的で、テカリを抑えるために顔を洗ったりシートで拭き取ったりする方も多いのではないでしょうか。
しかし、皮脂は肌の乾燥を守ってくれる役割も果たしています。
ゴシゴシと強い力で洗ったり、回数多く洗顔をしていると、皮脂量のバランスが崩れてしまい、逆に分泌量を増やしてしまうこともあります。
3-3.ストレスを抱えやすい
ストレスを抱えていると、アドレナリンが過剰に分泌され、体内の活性酸素の増加に繋がります。
この活性酸素は皮脂の分泌を促すとされているため、日頃からストレスを感じやすい方は、それだけ皮脂の分泌も多くなる可能性があると言えます。
ストレスが肌に与える悪影響が多大なため、テカリ以外にも問題を抱えてしまうことがあります。
3-4.油っこい食事を好む
脂は食事から摂取することで、体内の蓄積量も増していきます。
普段から油っこいモノを食べていると、それだけ皮脂が分泌されやすい体質になっていくと言えます。
一度体質として身に付いてしまうと、改善するのが大変になってしまいます。
4.テカリを抑える方法
顔のテカリを抑えるための方法について挙げていきます。
4-1.顔を拭く・洗顔する
まずは過剰に分泌した皮脂を取り除くようにしましょう。
その際は強く擦りすぎないように、気になったときにこまめに取り除くようにしてください。
外出先などでは、脂とりシートや洗顔シートの使用がオススメです。
4-2.保湿する
肌が乾燥すると、その乾燥から守ろうとすることで皮脂の分泌量が増します。
肌が乾燥しやすいシーンでは、保湿クリームを塗るなどの対処をしておくようにしましょう。
汗をかくと、肌の水分も減少してしまうので、運動後などは要注意です。
4-3.睡眠のリズムを整える
皮脂の分泌量は睡眠の質にも関わりがあります。
夜間は早めに寝る生活を心掛けてみましょう。
体質の改善を促してみてください。
4-4.栄養バランスを考えた食事
体質の改善は日頃の食事から行うことができます。
脂質の多いモノばかりを食べるのではなく、あらゆる栄養素が摂取できる食生活となるように心掛けてみましょう。
脂質を全く摂らないわけではなく、バランスを考えた食事をするようにしてください。
5.皮脂の取りすぎは逆効果
皮脂には主に以下のような役割があるとされています。
・水分の蒸発を防ぐ保湿効果
・外傷からの保護
・細菌や病原菌の繁殖を防ぐ肌状態の生成
適度な皮脂があることにより、肌をあらゆる事象から守ってくれているのです。
脂っぽさやテカリを気にしすぎるあまり、皮脂を必要以上に取り除いてしまうと、肌にとっては逆効果となってしまう可能性もあります。
皮脂を取り除く際は過度な対処をしてしまわないように気をつけましょう。
6.まとめ
今回はテカリの原因や症状を抑える方法についてまとめました。
汗をかきやすい季節などは特に皮脂の分泌量が高まります。
こまめなケアと、顔がテカりにくい体質づくりに努めましょう。
皮脂を取り除きすぎると、肌にとって悪影響となってしまう可能性もあるので注意してください。