汗をかくと気になる「あせも」。適切な対策方法を実施しよう!

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汗をかく季節がやってくると気になるのが「あせも」です。

あせもと聞くと、小さい子供に良く起こる事象だとイメージされる方も多いかと思いますが、成人を迎えた大人においても十分に起こり得ます。

あせもが原因となった肌荒れやかゆみといった症状から身を守るため、未然に防止する取り組みを実施しましょう。

今回はあせもの対策方法についてご説明させていただきます。

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1.「あせも」とは

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あせもとは、汗が皮膚の中に溜まってしまった時に生じる水ぶくれ炎症のことを言います。

皮膚に小さくて赤いブツブツとしたもの出てくるのが特徴です。

かゆみやヒリヒリとした痛みを伴い、場合によっては色素沈着などの痕が残ってしまうことがあります。

患部にダメージを与えたり、長期的に放置してしまうと、より重大な肌トラブルを招いてしまう可能性もあるので、けして楽観視できる症状とは言えません。

2.あせもができる原因

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汗は汗管を通って体外に排出されますが、大量に汗をかいたときなどは排出がスムーズに行われず、皮膚の中でどんどん蓄積されてしまいます。

結果、汗管から汗が漏れ出し、周囲の組織に刺激を与えてしまうことであせもができてしまいます。

あせもの原因は「汗が皮膚の中に溜まってしまうこと」です。

あせもが出来た場合は、まずは自身の汗の様子を疑うようにしてみましょう。

3.あせもができやすい場所

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あせもは以下の部位にできやすいと考えられます。

 ・汗をかきやすい場所
 ・汗が渇きにくい場所
 ・汗の処理を忘れがちな場所

上記に該当する部位の例を挙げていきます。

3-1.首回り

首周りや顔からの汗が流れ落ちてくる部分でもあり、汗が溜まりやすい場所です。

皮膚も薄く刺激に弱いため、あせもが出来やすいとされています。

3-2.肘の内側・膝の裏側

関節を曲げた際は肌と肌が密着するため、汗をかきやすいとされています。

肌が密着した状態だと汗が渇く猶予もなくなるため、汗が滞りやすいと考えることができます。

3-3.脚の付け根

衣類の着用による影響もあり、汗の処理を怠り気味の部分かと思います。

蒸れた状態で長時間放置してしまうことであせもとなってしまいやすい部分です。

4.あせもの対策方法

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あせもは汗の対処を適切に行うことと刺激に強い肌状態を保つことで予防することができます。

以下の点に気を付けてみましょう。

4-1.こまめに汗を拭く

まずはしっかりと汗を拭いて処理するようにしましょう。

放置された汗は汗管を詰まらせる原因となってしまいます。

たとえ微量の汗であっても、放置しておかないように心掛けてください。

衣類に吸い込まれた汗も同様の扱いだと考えられます。

激しい運動をした後などは、着替えをするなどの工夫もするようにしましょう。

関節の内側などは汗処理の配慮が行き届きにくい部分なので、忘れないように注意してください。

4-2.シャワーなどで体の汚れを落とす

汚れた皮膚は刺激に弱い状態にあります。

敏感に反応を起こしてあせもが出来てしまうこともあるので注意が必要です。

野外での活動時や日常生活で肌が汚れたと感じた際は、シャワーを浴びて洗い流すなどの対処をするようにしましょう。

外出時などは濡れタオルで拭き取るなどの方法をとることもできます。

こまめに汚れを洗い流すことで、肌を清潔な状態に保つことができます。

4-3.気温に適した服装を心掛ける

気温が高い暑い日に生地が厚い服を着ていたら汗をかいてしまうのは当然ですよね。

不要な汗をかかないようにするためには、シーンに合わせた衣類選びも重要なポイントです。

着用する衣類によっては肌が蒸れた状態を作り出してしまうので注意してください。

衣類によって汗をかいてしまうケースの例を挙げておきます。

 ・帽子の着用による頭の蒸れ
 ・襟の高い服による首周りの蒸れ
 ・ベルトなどによる腰回りの蒸れ
 ・下着による胸回り、お腹周りの蒸れ
 ・タイトなパンツを履くことによる下半身の蒸れ

通気性・速乾性がある服だと汗対策として効果的です。

4-4.適切な室温・湿度を保つ

高温多湿な環境は汗が出やすくなります。

特に湿度が高い場合は汗をかきやすいうえに、かいた汗が乾きにくいといった様子が見受けられるので注意が必要です。

エアコンなどを上手に活用して、室温と湿度が適切な状態となるようにしましょう。

睡眠中の寝汗も室温の調整によって最小限に抑えることができるかと思います。

普段過ごす環境を見直すところから始めてみましょう。

5.あせもができてしまったら

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あせもは時間がたてば自然と解消されていきます。

対処する上でのポイントは「悪化させない」ことです。

注意点を以下に挙げます。

5-1.患部に触れない・かかない

患部には触れないようにしてください。

かいてしまうと傷ができ、傷口から細菌感染を引き起こしてしまう可能性もあります。

違和感を感じて気になってしまうかもしれませんが、意識しないように心掛けることが早期改善の近道となります。

睡眠中などの無意識的に行動を起こしてしまう時は仕方ありませんが、活動時間帯についてはか意識的に触らないことを心掛けてください。

5-2.体温が上がる行動を控える

体温が上がるとかゆみの症状を悪化させてしまう可能性があります。

体温上昇の影響をもたらす可能性のある行動を控えるようにしましょう。

体温が上がるとされる例を挙げます。

 ・スポーツで体を動かす
 ・熱いお湯で入浴する
 ・アルコールの摂取
 ・辛い食品を食べる

これらは発汗も誘発するため、患部によりダメージを与えてしまうことになりかねません。

あせもが確認された時点で、自身の行動を見直すようにしてください。

5-3.ステロイド外用剤を塗る

ステロイド外用剤は患部の炎症を鎮める効果があるとされています。

症状を早く治めたいという方にはオススメです。

抗生物質が含まれた細菌感染を抑える効果のあるステロイド外用剤もあるようなので、用途に合わせて使用するようにしましょう。

使用の際は用法・用量を守ることを忘れないでください。

6.子供はあせもができやすい

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よく赤ちゃんや小さい子供はあせもができてしまうイメージがありますよね。

小さい子においても、あせもができる要因は同様であると考えられます。

では、なぜ子供のころのほうがあせもができやすいのでしょうか。

それは「皮膚の面積が狭い」ことにあります。

大人の頃も幼少の頃も、汗腺の数に違いはありません。

つまり、皮膚面積が狭いことによって汗腺が密集した状態となっており、大量の汗に繋がると考えられます。

大量の汗をかきやすいということは、結果としてあせもとなる可能性も高めているということになるのです。

また、皮膚が薄いことやなかなか自身で汗の対処ができないといったことも要因として考えられます。

小さいお子さんの面倒を見る際は、汗の様子をよく観察してあげ、処理のお手伝いをしてあげてください。

7.汗の本来の役割を忘れずに

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気温が高く暑いときは体に熱がこもってしまいます。

その熱を汗によって放出することで体温のバランスをキープしています。

汗は体温を調整する重要な役割を担っていると言えます。

また、汗をかくということは身体機能が正常に働いているという証でもあります。

発汗はけして悪いことではないということは忘れないようにしておきましょう。

汗をかいても、適切に処理することであせもは防ぐことが可能です。

肌へ与える影響が気にされがちですが、汗の本来の役割を踏まえ、上手に向き合うようにしてください。

8.皮膚病の疑いがある場合は病院へ

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皮膚はあらゆる刺激に敏感で、とてもデリケートな部分です。

あせも以外にも、肌トラブルを抱えてしまう可能性は大いにあります。

症状の状態を見極め、適切な処置ができるようにしましょう。

あせもとは違った様子が見受けられて場合は他の皮膚病を発症している可能性もなるので、一度病院へ行き診察してもらうろ良いかもしれません。

症状が悪化してしまう前に、早めに対処できるように心掛けましょう。

9.まとめ

今回はあせもといった汗をかくことで起こる肌トラブルについてまとめました。

汗をかくことは人体の機能においてとても重要です。

汗本来の役割は忘れないようにしてください。

汗をかいた後の処理を適切に行うことで対策をするようにしましょう。

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