深爪の放置は多くの悪影響が!?自分に合った治し方を見つけよう!

手

爪におけるトラブルの一つに「深爪」があります。
爪を極端に短い状態にしてしまうことで起こる症状で、場合によっては手術を必要とするケースもあるようです。
ネイルアートといったオシャレの面でも注目される爪において、極力トラブルを避ける取り組みを行っていきましょう。
今回は深爪を治す方法と発症を予防する方法についてご紹介させていただきます。

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1.「爪」とは

爪

爪とは、指の先端にある皮膚の角質が硬化してできた板状のものをさします。
指先を保護する役割を果たしており、爪があるおかげで手足の動作において指先に力を加えることができたり、上手に歩くことができるようになっています。
爪は1日に約0.1mm程度ずつ伸びていき、手入れを怠り伸ばしていると日常生活が不便になってしまうこともあります。
適切な長さを維持することで、爪としての役割を最大限に発揮でいると言えるでしょう。
また、爪の下部には毛細血管が集中していることから、血液の健康状態に影響されやすい部位とも言われています。

2.深爪について

深爪

深爪は、指先の皮膚が極端に露出してしまうくらい爪を短くしてしまった状態のことを言います。
爪の下にある皮膚を爪床と呼びますが、この爪床は毛細血管が多く集まっている部位であり、外傷や感染症に敏感であるとされています。
深爪は、この刺激に弱い部分を露呈してしまった状態になります。
ちょっとした刺激でも激痛に襲われたり、炎症が要因となって爪をすべて除去しなければならないとった事態を招いてしまう可能性もあります。
爪が長い状態であることを気にして、短めに切ってしまう方もいらっしゃるかと思いますが、切りすぎも注意が必要です。

3.深爪による悪影響

手

深爪になると様々な悪影響がでる可能性があります。
手の深爪、足の深爪で以下のような悪影響が考えられます。

3-1.手の指の深爪

3-1-1.モノをつかむ際に痛みが生じる

モノをつかむ際は握力を必要としますが、深爪で指先が刺激に過敏な状態だと、痛みを生じてしまう場合があります。

3-1-2.細かい作業がしづらくなる

指先は繊細な作業をする上で重要な役割を果たします。
深爪による痛みや違和感によって、手元の繊細さを欠いてしまうことがあります。

3-1-3.人目が気になる

指先は意外と人目に付きやすい部位でもあります。
深爪の状態を気にして、コンプレックスになってしまうケースもあるようです。

3-2.足の指の深爪

3-2-1.歩行の際に痛みが生じる

爪先に力をいれて地面を蹴りだすことで歩行することができます。
痛みが生じると、安定した歩行ができなくなってしまう恐れがあります。

3-2-2.踏ん張りづらくなる

体全体を支える足の踏ん張りがきかなくなってしまいます。
思うような行動がとれなくなり、立っているのも困難な状態になる場合もあります。

3-2-3.なかなか治りにくい

足の指の深爪はなかなか治りにくいと言われています。
普段からよく使う部位であるため、負担がかからないような工夫が必要となります。

4.深爪となる原因

手

深爪になってしまう原因は大きく2つあります。
自身の爪のケアについて見直してみてください。

4-1.爪を短めに切る習慣がある

爪の状態管理として、爪切りは大切なケア方法です。
爪を切る行為は非常に大切なことなのですが、短く切ってしまう要因は多々あると考えられます。

・爪が長い状態が気になる
・爪切りの使い方が不適切
・爪切り時の失敗

爪を切りすぎて深爪となってしまう場合は、爪切り方法を見直す必要があります。

4-2.爪を噛む癖がある

日頃から爪を噛んでしまう癖をお持ちの方がいます。そういう方は深爪になりやすいです。

爪を噛む癖は、心理面が影響しているようですが、癖として習慣づいていると爪がどんどん短くなる可能性があります。
爪を噛んでしまう要因についていくつか挙げておきます。

・噛むことで落ち着く
・ストレスを感じている
・精神的にデリケート
・甘えたい       など

爪を噛んでしまうことは決して悪いこととは言いません。

しかし、爪を噛む行為については、爪の中のバイ菌を口から取り込んでしまったり、深爪するリスクなどもあるため極力治すことをオススメいたします。

5.深爪の治し方

治す

深爪となった場合の治し方をご紹介します。

5-1.応急処置方法

まずは応急処置として以下の対処をしてみてください。

5-1-1.出血した場合は止血する

爪板の下は毛細血管が集結している箇所で、深爪となった場合は外傷によって出血してしまう場合があります。
まずは止血して消毒するようにしましょう。
指先を清潔な状態に保てるようにしてください。

5-1-2.軟膏を塗って保護する

軟膏やワセリンを塗って傷口を守るようにしてみましょう。
ガーゼなどで保護するとより外部からの刺激を抑えることができるかと思います。
乾燥すると傷口が開いてしまうこともあるため、ハンドクリームなどで潤いを保つようにしても良いかもしれません。

5-2.本格処置

応急処置にて一旦の症状が落ち着いてきたら、次は本格的な処置を実施しましょう。

5-2-1.適切な長さになるまで伸ばす

まずはある程度の長さになるまで爪を伸ばすようにしましょう。
もともと爪が長い状態が気になってしまう方の場合は、伸ばしている最中も違和感があるかもしれませんが、頑張って伸ばしてみてください。
爪の長さは爪先の白い部分が1mmくらいであることが望ましいとされています。
爪を伸ばしてから、最適な長さまで調節するようことをオススメします。

5-2-2.いじらないようにする

基本的に、爪はあまりいじらないようにしましょう。
特に爪を噛んでしまう癖のある方は、癖を改善する取り組みを行うことをオススメします。
爪先は丈夫な部位であるとは言えないため、いじったり噛んだりするだけでも負傷してしまうことがあります。
深爪となってしまった際は、いつも以上に安静にしておくように心掛けてください。

5-2-3.爪やすりで整える

爪切りで一気に深いところまで切ってしまうと、深爪を再発してしまう恐れがあります。
爪のケアをする際は、爪やすりを使って少しずつ削っていくようにしましょう。
指先に違和感があるときは、深爪の状態がまだ緩和していない可能性があります。
あくまで形を整える程度に抑えてください。
普段の爪の手入れにおいても、爪やすりを使用することをオススメします。

5-2-4.爪のケア習慣を見直す

これまでの爪のケア方法を一度見直してみるようにしましょう。
これまでと同じ方法だと、また深爪になってしまう可能性があります。
オススメは、お風呂上がりの爪が柔らかくなっているときに手入れをする方法です。
やはりこの際も爪やすりで削るようにすると良いでしょう。
適切な爪のケア方法を確立しておいてください。

6.深爪の予防方法

爪

深爪は予防することで未然に防ぐことができるものです。
深爪になって辛い思いをする前に、あらかじめ対策を講じておくようにしましょう。
予防方法を以下に挙げるので、参考にしてみてください。

6-1.爪を適切な形に保つ

爪は丸ではなく四角くなるように整えましょう。
先端が真っすぐになっていると良いです。
爪先の白い部分が1mm程度残っているくらいにしてください。
定期的に爪の手入れを行い、この形が保てるように心掛けましょう。
この形を崩さなければ、深爪になることはありません。

6-2.指先を保護する

傷に強い指先を生成していくことも重要です。
保湿などをこまめに行って清潔に保つようにしましょう。
保護の観点でマニキュアベースコートを塗ってみることもオススメです。
爪の乾燥を防ぎ、爪そのものの強化にも繋がります。

6-3.爪に良い栄養素を摂取する

爪に良いとされる栄養素は様々です。
積極的に摂取して、強い爪を作り上げていきましょう。
主な栄養素を以下に挙げます。

・動物性タンパク質
・植物性タンパク質
・ビタミンA
・カルシウム
・ミネラル

健康な爪を生成しておくことは深爪になるリスクの軽減にも繋がります。
バランスの良い食生活を心掛けましょう。

6-4.爪を噛んでしまう方は専門医に相談してみる

爪を噛む行為は自身を傷つける「自傷行為」ともされています。
癖で噛んでしまう方は少なくないようですが、深爪になってしまうくらい酷い場合は専門医の方へ相談してみることをオススメします。
心療内科でのカウンセリングはとても身近なもので、受診がしやすくなっています。

7.「巻き爪」にも要注意

手

爪におけるトラブルには「巻き爪」もあります。
巻き爪は深爪によって誘発されてしまう場合があります。
巻き爪も強い痛みを伴い日常生活に支障をきたしてしまう可能性のある症状です。
巻き爪の原因についても触れておきますので、以下の点に注意しましょう

7-1.深爪による併発

爪を短く切りすぎてしまうと、爪の下の肉の部分に食い込んでしまう形となり、結果巻き込んでしまうことがあります。
爪のサイドを丸く切ってしまった際も同様の事象が起こる可能性があります。

7-2.遺伝

巻き爪そのものの遺伝ではなく、巻き爪になりやすい爪の形が遺伝することで起こり得ます。
両親が巻き爪になっている場合、自身も注意しないといけない可能性があります。

7-3.加齢

爪は、年を重ねていくと厚くなり、水分が爪全体に行き届きにくくなります。
乾燥しやすくなることで、縮んで爪の下の柔らかい部分を巻き込んでしまうようです。

7-4.運動による爪先への負担

ダンスやサッカーなど、爪先に負担のかかる運動をしていると、巻き爪となる可能性があります。

7-5.爪先に負担のかかる靴の使用

女性であればパンプスやヒール、男性であれば先の尖った革靴など、自身の足の形に合わない靴を履いていると、巻き爪になってしまう可能性があるようです。

8.まとめ

ここまで「深爪」についてまとめてきました。

誰もが深爪を経験したことがあると思います。非常に不快な感覚を覚えますよね。
実際は、深爪から巻き爪になり手術しないといけないような状態になってしまうこともあるので注意が必要です。

各自で様々な深爪になる原因があると思います。それをしっかり理解し、見合う治し方をみつけ、深爪を解消していきましょう。

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